置物 ― 鶴の巣ごもり
(福島県産桂材の赤身) タテ35cm ヨコ15cm 高さ20cm
従来「鶴の巣ごもり」という主題の彫り物は、置物にしろよくある香合にしろ、首を深く曲げて雌鶴がのんびりと座っているおだやかな雰囲気のものであります。
然し実際には、鶴が卵をかえすには雌雄が交代で卵を抱きます。カラスその他の外敵が襲うのを常に警戒せねばならぬ寂しいものです。
我が子たちを守る親の毅然とした美しさを表現したいと思い彫りました。
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渡部誠一略歴
木と漆にひそむ生の喜び
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