木彫彩漆工芸職人 渡部誠一 略歴

昭和10年 10月10日生(1935年)
〃19年 太平洋戦争激化の為、両親の郷里会津若松市に学童疎開
鶴城小学校、謹教小学校、三中を経て
〃29年 会津高等学校卒業
〃同年 6月 木彫家 故 増子泰氏に師事
〃32年 会津を出て 故 湯川清山氏に師事
〃36年 より、独自の研修生活に入り現在に至る。
〃44年 第1回個展 (於 文春画廊)
評論家 寺田千墾氏より、「伝統工芸の洗礼された技術を有ちながら、なほ、芸術性と彫刻の迫力を具えたユニークな作家が日本に誕生した」と評される。
〃59年 国立近代美術館館長 安達健二氏より、
「彼の作品は正に芸術である」と評される。
〃62年 第2回個展 (於 文春画廊)
東洋美術研究家 リン・ツァン氏(ハワイ大学)より、日本文化を紹介するペガサス・プレス発行マガジン誌上に「日本の伝統を重んじつつも、何派にも属さず独自の道を歩んできた彼の作品は、他に類例がなく、或るものは強く激しく又あるものは静かに優しく、その格調の高さと深さは私共に"芸術"を提供してくれている」と評される。
リン・ツァン氏記「木と漆にひそむ生の喜び」
原文「Joie-de-vivre In Wood And Lacquer」
〃62年 同時に会津にて個展 (於 白井画廊)
平成9年 第3回個展 (於 会津若松市エイシン画廊)
〃11年 5月 第4回個展 (於 れんが茶屋)
〃12年 4月 第5回個展 (於 東急本店)
〃12年 10月 第6回個展 (於 東急ながの店)
〃14年 11月 作品展 (於 いかりや呉服店)
〃15年 8月 作品展 (於 身体教育研究所)
〃18年 8月 『漆芸の風狂 渡部誠一近景』 (於アトリエスズキ)
渡部誠一 記 「生命ある芸術のために」
〃18年 MANMO TV にインタビューが掲載されました。
『近づけば、美はよりその巨大な姿を現し遠くなる』
〃19年 2007年3月 『月刊MOKU』 2007年3月号にインタビューが掲載されました。
〃19年 8月作品展『漆芸の風狂 II - 渡部誠一近景』ギャラリーわとわ
〃23年 11月1日帰天(2011年)

この作家の作品群は、ご飯を食べる箸から、能面、茶道具、修道院の十字架に至まで、およそ木で彫れるものは(仏像と人間の裸体以外は)何でも彫ってきた。

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スケッチより
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